一人目/wi◯h/大学生

 

 

コロナも冷めやまぬ2020年5月中旬、昼の立◯駅北口に僕はいた。

早く着きすぎた、約束は夜である。しかしそれも仕方ない、僕は今から初めて会う人とホテルで飲むのだ。

 

その日、いやその前日も某はギンギンだった集中ができない、仕事にならない。

予定時間より早くついてしまった。駅からラブホテルまでの動線を確認するにしては少々長すぎる。

吉野家で飯を食べてから、喫茶店でタバコを吸おうと考えたが、入ったジョナサンは禁煙だった。

 

 

ジョナサンのセブンコーヒーを飲みながら考える。

写真通りの女の子は来るだろうか、上手くイチャイチャまで持って行けるだろうか、下手なのがバレないといいな

そんな事を考えていたらマスクの紐が切れた、縁起が悪い。セロハンを借りてくっ付けた。

 

 

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時間は来た、マスクの紐はまたすぐに切れたのでポケットにしまった。

全国大会の決勝を思い出す緊張感の中、待ち合わせの場所に向かった。

もちろん全国大会なんかに出た事はないが、緊張が顔に現れている事は確かだった。

そんな事を考えていたら声をかけられたので僕は振り返った。

 

意外に可愛い、写真めっちゃブスだったけど、思ったより可愛い!!胸も大きい!!全然抱ける!!

緊張は消え、歓喜の歌を胸に秘め、酒を買い、ホテルに向かった。

 

赤褐色のベットに二人で腰掛け、一杯無料のビールを頼んだ。すごい酸っぱかった。

 

大学生の反応は悪かった、当たり前だ、まだ会って10分も立っていない。

そんな当たり前の事実に気付いてしまう。

何を話しても1言でしか返してくれない女であったが、頑張って何とか盛り上げた。

 

 

眠くなってきたと言って大学生は横になった、僕は太ももに手を乗せた。嫌がる素振りは無かった。

添い寝してキスをした。Dキスではなくフレンチキスだったのと耳を攻めたとこで、慣れてるって言われた。

僕のてんちむフルボッコルした。

 

 

 

朝がきた。

シャワーを浴びながら見た自分はとても誇り高く見えた。

 

優勝おめでとう、俺

 

 

#ネトナン日記